データで見るメンフィス・グリズリーズの特徴と傾向【NBA2015-16 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2015 – 2016レギュラー・シーズンにおけるメンフィス・グリズリーズの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、メンフィス・グリズリーズの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【メンフィス・グリズリーズ】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2015 – 2016 Regular Season>

　メンフィス・グリズリーズの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
Matt Barnes	76	2190.2	758	145	323	44.9	119	370	32.2	111	138	80.4	84	336	163	121	78	57	234	-210
Zach Randolph	68	2016.4	1040	425	881	48.2	6	26	23.1	172	216	79.6	179	350	142	105	43	13	146	-11
Marc Gasol	52	1791	861	326	704	46.3	2	3	66.7	203	245	82.9	58	304	196	118	50	70	141	11
Mike Conley	56	1760.5	857	216	481	44.9	78	215	36.3	191	229	83.4	26	138	342	84	67	16	100	66
Tony Allen	64	1619.8	535	200	427	46.8	15	42	35.7	90	138	65.2	104	192	70	78	110	18	175	-91
JaMychal Green	78	1446.1	578	215	450	47.8	15	45	33.3	103	137	75.2	139	234	67	83	46	33	189	-44
Lance Stephenson	69	1372.3	573	198	396	50	30	78	38.5	87	111	78.4	40	183	133	94	43	9	135	-64
PJ Hairston	66	1313.1	410	75	167	44.9	70	241	29	50	64	78.1	25	149	38	41	32	11	137	-191
Vince Carter	60	1005.4	395	74	174	42.5	59	169	34.9	70	84	83.3	31	115	56	35	38	16	101	-35
Beno Udrih	44	707.7	205	71	154	46.1	15	44	34.1	18	20	90	8	64	116	53	14	1	51	-21
Ryan Hollins	37	459.7	124	49	79	62	0	0	0	26	42	61.9	47	51	10	24	6	21	62	-148
Chris Andersen	27	402.5	105	34	58	58.6	4	14	28.6	25	36	69.4	36	62	12	9	15	13	29	-70
Jarell Martin	27	379.5	153	54	114	47.4	0	2	0	45	62	72.6	39	47	15	19	8	7	58	-39
Jordan Farmar	12	291.3	110	26	55	47.3	16	45	35.6	10	10	100	4	21	37	18	15	2	22	-64
Xavier Munford	14	244.3	80	23	54	42.6	9	23	39.1	7	14	50	3	28	22	15	13	3	25	-25
Brandan Wright	12	212.1	83	35	52	67.3	0	0	0	13	24	54.2	14	29	6	10	5	15	21	-56
Alex Stepheson	8	72.2	22	9	27	33.3	0	0	0	4	12	33.3	19	9	2	0	1	5	12	-2
Russ Smith	15	66.2	23	6	17	35.3	1	5	20	8	13	61.5	1	8	11	7	5	1	5	-41
Bryce Cotton	8	38.8	8	4	7	57.1	0	3	0	0	0	0	0	0	3	5	3	0	2	-24
Jarnell Stokes	7	18.6	7	3	5	60	0	0	0	1	2	50	1	3	1	0	1	0	1	9
Jordan Adams	2	14.7	7	2	5	40	0	1	0	3	5	60	0	2	3	2	3	0	2	4

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※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【メンフィス・グリズリーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【メンフィス・グリズリーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

　メンフィス・グリズリーズの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【メンフィス・グリズリーズ】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

　メンフィス・グリズリーズの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

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【メンフィス・グリズリーズ】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したメンフィス・グリズリーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたメンフィス・グリズリーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るメンフィス・グリズリーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るメンフィス・グリズリーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るメンフィス・グリズリーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【メンフィス・グリズリーズ】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るメンフィス・グリズリーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るメンフィス・グリズリーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るメンフィス・グリズリーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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【メンフィス・グリズリーズ】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2015 – 2016 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　メンフィス・グリズリーズの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Alex Stepheson	16	6	37.5%	2	5
Beno Udrih	44	26	59.1%	26	59
Brandan Wright	70	50	71.4%	6	14
Briante Weber	26	6	23.1%	20	46
Bryce Cotton	4	0	0.0%	NA	NA
Chris Andersen	70	52	74.3%	9	21
Courtney Lee	435	331	76.1%	76	170
Elliot Williams	5	2	40.0%	4	9
James Ennis III	10	8	80.0%	2	4
JaMychal Green	475	331	69.7%	67	151
Jarell Martin	108	62	57.4%	15	35
Jeff Green	522	263	50.4%	98	232
Jordan Adams	4	2	50.0%	3	6
Jordan Farmar	100	31	31.0%	37	83
Lance Stephenson	303	87	28.7%	73	164
Marc Gasol	658	456	69.3%	196	449
Mario Chalmers	389	153	39.3%	211	477
Matt Barnes	647	520	80.4%	163	355
Mike Conley	666	301	45.2%	342	756
PJ Hairston	108	69	63.9%	9	19
Ray McCallum	66	43	65.2%	27	59
Russ Smith	15	5	33.3%	11	26
Ryan Hollins	90	64	71.1%	10	22
Tony Allen	445	274	61.6%	70	151
Vince Carter	325	230	70.8%	56	127
Xavier Munford	73	35	47.9%	22	47
Zach Randolph	868	421	48.5%	142	341

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　メンフィス・グリズリーズのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。

	Marc Gasol	Matt Barnes	Mike Conley	Tony Allen	Zach Randolph
Marc Gasol	0	16	53	20	23
Matt Barnes	21	0	11	15	24
Mike Conley	106	41	0	22	57
Tony Allen	10	8	6	0	13
Zach Randolph	11	25	18	9	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　メンフィス・グリズリーズの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　メンフィス・グリズリーズの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

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※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【メンフィス・グリズリーズ】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2015 – 2016 Regular Season>

　ここではメンフィス・グリズリーズと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、メンフィス・グリズリーズが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したメンフィス・グリズリーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたメンフィス・グリズリーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離で見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るメンフィス・グリズリーズの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。