データで見るオーランド・マジックの特徴と傾向【NBA2020-21 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2020 – 2021レギュラー・シーズン（※新型コロナウイルスの影響でレギュラー・シーズンは72試合に短縮）におけるオーランド・マジックの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、オーランド・マジックの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【オーランド・マジック】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　オーランド・マジックの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
Dwayne Bacon	72	1852.8	788	233	519	44.9	59	207	28.5	145	176	82.4	31	193	93	46	45	5	103	-443
Wendell Carter Jr.	54	1375.3	606	215	406	53	15	51	29.4	131	179	73.2	132	311	104	78	35	42	146	-242
Terrence Ross	46	1346.5	717	165	352	46.9	89	264	33.7	120	138	87	15	143	108	74	47	21	88	-235
Cole Anthony	47	1272.8	605	161	380	42.4	58	172	33.7	109	131	83.2	38	183	192	106	30	18	98	-322
Chuma Okeke	45	1132.6	349	86	183	47	49	141	34.8	30	40	75	42	139	101	38	48	22	48	-182
Gary Harris	39	1080.2	388	90	204	44.1	48	141	34	64	78	82.1	21	58	78	37	28	11	71	-83
James Ennis III	41	986.3	345	70	139	50.4	45	104	43.3	70	87	80.5	43	123	62	36	32	7	84	-73
R.J. Hampton	51	888.3	354	109	226	48.2	27	87	31	55	82	67.1	29	150	87	53	21	10	61	-284
Chasson Randle	41	837	266	48	107	44.9	44	130	33.8	38	48	79.2	7	75	74	46	22	5	64	-265
Michael Carter-Williams	31	799.6	274	90	209	43.1	15	61	24.6	49	80	61.3	39	100	129	69	25	17	81	-49
Mo Bamba	46	724.6	367	104	183	56.8	38	118	32.2	45	66	68.2	76	189	35	36	14	58	87	-203
Moritz Wagner	45	721.8	310	73	138	52.9	31	91	34.1	71	87	81.6	27	119	50	43	26	18	108	-142
Otto Porter Jr.	28	606.8	271	59	123	48	39	104	37.5	36	42	85.7	28	124	55	25	16	4	41	-42
Ignas Brazdeikis	13	248.8	91	24	55	43.6	11	28	39.3	10	14	71.4	11	34	17	12	4	3	22	-27
Sindarius Thornwell	21	216.8	41	8	23	34.8	7	23	30.4	4	8	50	3	15	21	7	13	2	15	-8
Markelle Fultz	8	215.2	103	37	88	42	4	16	25	17	19	89.5	5	20	43	18	8	2	18	-29
Jordan Bone	14	195.9	56	13	22	59.1	10	32	31.3	0	0	0	4	20	18	3	2	0	11	-59
Donta Hall	13	179.2	73	25	35	71.4	0	0	0	23	34	67.6	24	38	11	8	5	10	18	-19
Robert Franks	7	100.7	43	8	13	61.5	5	15	33.3	12	13	92.3	6	8	5	2	3	3	8	-25
Karim Mane	10	88.3	11	2	11	18.2	1	2	50	4	5	80	1	13	4	3	0	2	10	-22
Frank Mason III	4	79.3	25	7	19	36.8	2	5	40	5	7	71.4	3	9	12	5	0	0	7	-19
Devin Cannady	8	74.3	34	5	12	41.7	6	16	37.5	6	7	85.7	0	5	1	2	5	1	9	-23

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※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【オーランド・マジック】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【オーランド・マジック】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　オーランド・マジックの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が450MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【オーランド・マジック】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　オーランド・マジックの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

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【オーランド・マジック】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したオーランド・マジックのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたオーランド・マジックのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るオーランド・マジックのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るオーランド・マジックのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るオーランド・マジックのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【オーランド・マジック】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るオーランド・マジックのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るオーランド・マジックのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るオーランド・マジックのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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【オーランド・マジック】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2020 – 2021 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　オーランド・マジックの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Aaron Gordon	298	168	56.4%	105	246
Al-Farouq Aminu	79	44	55.7%	29	70
Chasson Randle	228	116	50.9%	74	175
Chuma Okeke	319	214	67.1%	101	243
Cole Anthony	496	144	29.0%	192	457
Devin Cannady	28	17	60.7%	1	3
Donta Hall	50	36	72.0%	11	29
Dwayne Bacon	643	295	45.9%	93	232
Evan Fournier	413	248	60.0%	95	229
Frank Mason	20	10	50.0%	12	25
Gary Clark	111	105	94.6%	30	74
Gary Harris	162	99	61.1%	46	113
Ignas Brazdeikis	81	56	69.1%	16	36
James Ennis III	275	208	75.6%	62	142
Jordan Bone	56	19	33.9%	18	44
Karim Mane	7	3	42.9%	4	10
Khem Birch	192	142	74.0%	53	132
Markelle Fultz	86	12	14.0%	43	103
Michael Carter-Williams	225	101	44.9%	129	313
Mo Bamba	322	234	72.7%	35	84
Moritz Wagner	92	80	87.0%	12	29
Nikola Vucevic	989	739	74.7%	167	420
Otto Porter Jr.	19	12	63.2%	5	13
R.J. Hampton	244	124	50.8%	73	173
Robert Franks	31	19	61.3%	5	12
Sindarius Thornwell	20	20	100.0%	17	42
Terrence Ross	597	367	61.5%	108	257
Wendell Carter Jr.	209	158	75.6%	35	84

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　オーランド・マジックのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上のプレイヤーを対象にすると2名となってしまうため、オーランド・マジックについては同時間が1200MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

	Cole Anthony	Dwayne Bacon	Terrence Ross	Wendell Carter Jr.
Cole Anthony	0	18	20	17
Dwayne Bacon	1	0	8	6
Terrence Ross	2	3	0	9
Wendell Carter Jr.	3	6	1	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　オーランド・マジックの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上のプレイヤーを対象にすると2名となってしまうため、オーランド・マジックについては同時間が1200MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　オーランド・マジックの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上のプレイヤーを対象にすると2名となってしまうため、オーランド・マジックについては同時間が1200MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

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※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【オーランド・マジック】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　ここではオーランド・マジックと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、オーランド・マジックが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したオーランド・マジックの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたオーランド・マジックの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離で見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るオーランド・マジックの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。