データで見るボストン・セルティックスの特徴と傾向【NBA2011-12 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2011 – 2012レギュラー・シーズン（※ロックアウトのため試合数が82試合→66試合に減少）におけるボストン・セルティックスの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、ボストン・セルティックスの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【ボストン・セルティックス】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2011 – 2012 Regular Season>

　ボストン・セルティックスの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
Paul Pierce	61	2074.6	1181	294	617	47.6	100	273	36.6	293	344	85.2	37	280	274	173	70	26	147	192
Rajon Rondo	53	1957.3	630	246	530	46.4	10	42	23.8	108	181	59.7	62	195	620	193	95	3	99	195
Brandon Bass	59	1868.2	738	303	632	47.9	0	0	0	132	163	81	95	270	55	65	34	54	135	157
Kevin Garnett	60	1864.1	947	388	768	50.5	3	9	33.3	162	189	85.7	66	428	175	107	56	61	141	269
Ray Allen	46	1565	655	120	259	46.3	106	234	45.3	97	106	91.5	14	128	109	68	49	8	83	98
Avery Bradley	64	1368.4	484	178	348	51.1	22	54	40.7	62	78	79.5	34	81	87	75	43	12	109	96
Mickael Pietrus	42	921.1	289	43	88	48.9	61	182	33.5	20	31	64.5	18	112	25	33	21	10	81	38
Greg Stiemsma	55	766.4	161	66	121	54.5	0	0	0	29	41	70.7	48	129	28	33	37	85	144	-65
Keyon Dooling	46	661.6	182	39	82	47.6	27	81	33.3	23	31	74.2	3	36	51	34	13	2	57	-122
Jermaine O’Neal	25	569.5	125	52	120	43.3	0	0	0	21	31	67.7	37	98	10	21	8	43	80	13
Sasha Pavlovic	45	527.4	120	33	70	47.1	17	58	29.3	3	8	37.5	4	68	18	20	20	15	54	-14
Ryan Hollins	39	522.2	131	46	84	54.8	0	0	0	39	75	52	34	48	9	35	5	17	78	-9
Marquis Daniels	38	483.5	121	52	133	39.1	0	10	0	17	23	73.9	16	50	47	28	21	9	36	-8
Chris Wilcox	28	481.2	152	64	107	59.8	0	0	0	24	39	61.5	38	84	12	30	11	9	64	-45
E’Twaun Moore	38	331	110	26	68	38.2	17	45	37.8	7	7	100	4	29	34	21	11	3	33	31
JaJuan Johnson	36	298.2	114	54	121	44.6	0	0	0	6	9	66.7	20	38	6	14	5	14	25	-35
Sean Williams	11	107.1	40	14	22	63.6	0	0	0	12	13	92.3	13	12	5	10	4	8	18	26

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※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【ボストン・セルティックス】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【ボストン・セルティックス】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

　ボストン・セルティックスの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が400MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【ボストン・セルティックス】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

　ボストン・セルティックスの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

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【ボストン・セルティックス】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したボストン・セルティックスのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたボストン・セルティックスのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るボストン・セルティックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るボストン・セルティックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るボストン・セルティックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【ボストン・セルティックス】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るボストン・セルティックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るボストン・セルティックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るボストン・セルティックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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【ボストン・セルティックス】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2011 – 2012 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　ボストン・セルティックスの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Avery Bradley	422	290	68.7%	87	199
Brandon Bass	606	468	77.2%	55	133
Chris Wilcox	128	98	76.6%	12	28
E’Twaun Moore	103	61	59.2%	34	77
Greg Stiemsma	132	118	89.4%	28	61
JaJuan Johnson	108	78	72.2%	6	14
Jermaine O’Neal	104	86	82.7%	10	22
Kevin Garnett	785	600	76.4%	175	397
Keyon Dooling	159	103	64.8%	51	110
Marquis Daniels	104	68	65.4%	47	107
Mickael Pietrus	269	220	81.8%	25	55
Paul Pierce	888	540	60.8%	274	588
Rajon Rondo	522	141	27.0%	620	1370
Ray Allen	558	451	80.8%	109	229
Ryan Hollins	36	28	77.8%	3	7
Sasha Pavlovic	117	92	78.6%	18	41
Sean Williams	4	2	50.0%	3	6

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　ボストン・セルティックスのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。

	Avery Bradley	Brandon Bass	Kevin Garnett	Paul Pierce	Rajon Rondo	Ray Allen
Avery Bradley	0	10	19	16	1	10
Brandon Bass	2	0	7	9	5	13
Kevin Garnett	19	16	0	37	24	22
Paul Pierce	27	61	76	0	23	31
Rajon Rondo	52	96	139	135	0	82
Ray Allen	12	18	24	13	7	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ボストン・セルティックスの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ボストン・セルティックスの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1200MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

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※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【ボストン・セルティックス】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2011 – 2012 Regular Season>

　ここではボストン・セルティックスと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、ボストン・セルティックスが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したボストン・セルティックスの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたボストン・セルティックスの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離で見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るボストン・セルティックスの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。