データで見るサンアントニオ・スパーズの特徴と傾向【NBA2022-23 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2022 – 2023レギュラー・シーズンにおけるサンアントニオ・スパーズの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、サンアントニオ・スパーズの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【サンアントニオ・スパーズ】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2022 – 2023 Regular Season>

　サンアントニオ・スパーズの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
Keldon Johnson	63	2063.3	1385	369	706	52.3	134	407	32.9	245	327	74.9	56	262	183	134	46	11	125	-491
Tre Jones	68	1983.7	875	296	585	50.6	45	158	28.5	148	172	86	56	189	448	110	89	9	98	-325
Malaki Branham	66	1549.6	673	192	356	53.9	77	255	30.2	58	70	82.9	28	153	127	76	33	7	115	-364
Jeremy Sochan	56	1457.7	614	217	418	51.9	33	134	24.6	81	116	69.8	95	200	142	97	43	23	138	-235
Keita Bates-Diop	67	1452.6	647	180	323	55.7	56	142	39.4	119	150	79.3	65	182	103	56	46	20	63	-266
Zach Collins	63	1440.6	731	229	401	57.1	55	147	37.4	108	142	76.1	116	286	180	129	37	49	199	-239
Devonte’ Graham	73	1338.4	539	42	93	45.2	119	338	35.2	98	131	74.8	19	103	196	53	45	16	79	-159
Doug McDermott	64	1314.2	654	116	225	51.6	123	298	41.3	53	70	75.7	23	115	91	58	13	6	118	-237
Devin Vassell	38	1178.1	703	158	329	48	103	266	38.7	78	100	78	8	140	136	57	43	17	57	-295
Romeo Langford	43	844.3	297	105	198	53	16	61	26.2	39	56	69.6	57	57	50	30	24	13	67	-180
Blake Wesley	37	669.1	184	49	163	30.1	20	52	38.5	26	44	59.1	12	70	98	65	25	5	67	-198
Sandro Mamukelashvili	43	659.7	263	67	131	51.1	30	99	30.3	39	57	68.4	70	115	62	35	14	12	52	-114
Charles Bassey	35	507.9	199	84	127	66.1	3	8	37.5	22	37	59.5	75	118	48	41	16	33	74	-32
Stanley Johnson	30	469.5	174	47	82	57.3	18	40	45	26	39	66.7	22	73	67	33	16	6	48	-92
Dominick Barlow	28	407.6	110	46	82	56.1	0	4	0	18	25	72	46	56	24	15	10	19	56	-108
Gorgui Dieng	31	358.1	121	24	42	57.1	21	75	28	10	13	76.9	27	80	53	32	4	14	57	-152
Julian Champagnie	17	320.1	165	26	48	54.2	33	82	40.2	14	17	82.4	10	50	10	11	6	5	26	-74
Khem Birch	20	161.8	43	18	30	60	1	2	50	4	5	80	8	17	7	8	5	5	24	6
Joshua Primo	4	93.4	28	6	14	42.9	3	12	25	7	9	77.8	2	11	18	11	1	2	8	-2
Jordan Hall	9	82.7	28	6	13	46.2	3	15	20	7	9	77.8	3	9	11	7	1	0	6	-24
Alize Johnson	4	29.5	7	3	4	75	0	2	0	1	2	50	2	8	1	4	1	0	3	12

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※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【サンアントニオ・スパーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【サンアントニオ・スパーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

　サンアントニオ・スパーズの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【サンアントニオ・スパーズ】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

　サンアントニオ・スパーズの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

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【サンアントニオ・スパーズ】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したサンアントニオ・スパーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたサンアントニオ・スパーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るサンアントニオ・スパーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るサンアントニオ・スパーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るサンアントニオ・スパーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【サンアントニオ・スパーズ】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るサンアントニオ・スパーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るサンアントニオ・スパーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るサンアントニオ・スパーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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【サンアントニオ・スパーズ】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2022 – 2023 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　サンアントニオ・スパーズの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Alize Johnson	6	2	33.3%	1	3
Blake Wesley	158	87	55.1%	99	249
Charles Bassey	177	114	64.4%	47	109
Devin Vassell	625	417	66.7%	136	335
Devonte’ Graham	205	127	62.0%	80	179
Dominick Barlow	92	68	73.9%	24	59
Doug McDermott	601	559	93.0%	91	215
Gorgui Dieng	111	89	80.2%	53	126
Isaiah Roby	152	114	75.0%	38	87
Jakob Poeltl	478	286	59.8%	141	320
Jeremy Sochan	533	355	66.6%	142	340
Jordan Hall	21	15	71.4%	11	28
Josh Richardson	428	281	65.7%	137	324
Joshua Primo	21	10	47.6%	18	45
Julian Champagnie	151	143	94.7%	10	24
Keita Bates-Diop	528	399	75.6%	103	260
Keldon Johnson	1140	739	64.8%	183	442
Malaki Branham	613	403	65.7%	127	288
Romeo Langford	258	162	62.8%	50	118
Sandro Mamukelashvili	179	139	77.7%	46	110
Stanley Johnson	150	95	63.3%	67	158
Tre Jones	727	271	37.3%	448	1076
Zach Collins	623	431	69.2%	180	411

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　サンアントニオ・スパーズのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上のプレイヤーを対象にすると3名となってしまうため、サンアントニオ・スパーズについては同時間が1400MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

	Jeremy Sochan	Keita Bates-Diop	Keldon Johnson	Malaki Branham	Tre Jones	Zach Collins
Jeremy Sochan	0	6	27	11	10	13
Keita Bates-Diop	10	0	7	11	7	12
Keldon Johnson	21	17	0	19	10	20
Malaki Branham	12	6	21	0	3	22
Tre Jones	32	35	95	27	0	28
Zach Collins	21	17	22	24	10	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1400MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　サンアントニオ・スパーズの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上のプレイヤーを対象にすると3名となってしまうため、サンアントニオ・スパーズについては同時間が1400MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

※シーズンを通じて試合出場時間が1400MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　サンアントニオ・スパーズの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。
（※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上のプレイヤーを対象にすると3名となってしまうため、サンアントニオ・スパーズについては同時間が1400MIN以上のプレイヤーを対象としている。）

※シーズンを通じて試合出場時間が1400MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

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※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【サンアントニオ・スパーズ】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2022 – 2023 Regular Season>

　ここではサンアントニオ・スパーズと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、サンアントニオ・スパーズが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したサンアントニオ・スパーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたサンアントニオ・スパーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離から見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るサンアントニオ・スパーズの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

⇐ 2021-22 |🏀| 2023-24 ⇒

※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。