本記事は、チームごとに作成する記事「データで見るチームの特徴と傾向」に関して、補足と説明を行う記事です。当該記事をご覧の際に、本記事をご参考ください。
「プレイヤーの基本スタッツ」の説明
- GP:試合数
- MIN:試合時間
- PTS:獲得点数
- P2M : 2Pシュート成功数
- P2A:2Pシュート試投数
- P2p:2Pシュート成功率
- P3M : 3Pシュート成功数
- P3A:3Pシュート試投数
- P3p:3Pシュート成功率
- FTM : フリースロー成功数
- FTA:フリースロー試投数
- FTp:フリースロー成功率
- OREB:オフェンスリバウンド数
- DREB:ディフェンスリバウンド数
- AST : アシスト数
- TOV:ターンオーバー数
- STL : スティール数
- BLK : ブロック数
- PF:個人ファウル数
- PM:プラス/マイナス
「基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート」の説明
「シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート」の説明
シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーを対象としている。横軸に1試合平均2Pシュート成功数、縦軸に1試合平均3Pシュート成功数をとり、グラフ内の実線は1試合平均2Pシュート成功数と1試合平均3Pシュート成功数のリーグ平均値をそれぞれ示している。
バブルの色はフリースロー成功率を表し、成功率が高ければ赤色、成功率が低ければ紫色で示される。バブルの大きさは1試合平均シュート試投数(2Pシュート、3Pシュート、フリースローの全ての試投数)と対応しており、所属プレイヤーのうち最小本数となったプレイヤーを0、最大本数となったプレイヤーを100として置き換え、各プレイヤーの本数を0~100の数値に変換した形式で表示されている。
なお、チャート内の各エリアには、下記の特徴を持つプレイヤーが属する。
- 左下エリア:2Pシュート成功数、3Pシュート成功数がともに少ない
- 右下エリア:2Pシュート成功数は多いが、3Pシュート成功数が少ない
- 右上エリア:2Pシュート成功数、3Pシュート成功数がともに多い
- 左上エリア:2Pシュート成功数は少ないが、3Pシュート成功数が多い
「ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート」の説明
シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーを対象としている。横軸に1試合平均ディフェンスリバウンド数、縦軸に1試合平均ブロック数をとり、グラフ内の実線は1試合平均ディフェンスリバウンド数と1試合平均ブロック数のリーグ平均値をそれぞれ示している。
バブルの色はプラス / マイナスの水準を表し、プラスが拡がれば赤色、マイナスが拡がれば紫色で示される。バブルの大きさはスティール数と対応しており、所属プレイヤーのうち最小スティール数となったプレイヤーを0、最大スティール数となったプレイヤーを100として置き換え、各プレイヤーのスティール数を0~100の数値に変換した形式で表示されている。
なお、チャート内の各エリアには、下記の特徴を持つプレイヤーが属する。
- 左下エリア:ディフェンスリバウンド数、ブロック数がともに少ない
- 右下エリア:ディフェンスリバウンド数は多いが、ブロック数は少ない
- 右上エリア:ディフェンスリバウンド数、ブロック数がともに多い
- 左上エリア:ディフェンスリバウンド数は少ないが、ブロック数は多い
「基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート」の説明
シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーを対象としている。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値(標準化のため平均0)を表していることから、それぞれのスタッツにつき、青色の点線より外側に位置すればその水準は平均値より高く、内側に位置すればその水準は平均値より低いということになる。
レーダーチャートの作成に関して、取り得る値の幅が様々であるスタッツ(スティール数は20~100本程度、リバウンド数は700本以上など)を複数使用することから、比較をしやすくするために全てのスタッツに対して標準化の処理を行っている。(参考サイト:統計WEBサイト「6. データの標準化」)
なお、レーダーチャート作成の際には、全てのスタッツを試合出場時間1MINあたりの数値に変換している。
「基本スタッツのばらつき ~変動係数と範囲~」の説明
シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーを対象としている。
グラフの横軸には各スタッツが左から順にP2M(2Pシュート成功数)、P3M(3Pシュート成功数)、FTM(フリースロー成功数)、OREB(オフェンスリバウンド数)、DREB(ディフェンスリバウンド数)、AST(アシスト数)、TOV(ターンオーバー数)、STL(スティール数)、BLK(ブロック数)の順番で並んでいる。
縦軸はスタッツ数、グラフ内の円の中心は各プレイヤーのスタッツ数、円の大きさは各プレイヤーの試合出場時間の長さを表している。
なお、変動係数の値が小さければ、スタッツ数の平均値に対して相対的にスタッツ成績のばらつきが小さいと解釈できる。(※変動係数(Variation Coefficient)と範囲(Range)の内容は過去記事を参照。)
「シュートチャートとフィールドショット分布」の説明
「コートを16エリアに区分したシュートチャート」の説明
シュートチャート内で%表記されている数値は、そのエリアでのシュート成功率を表し、その下の()書きは「シュート成功数/シュート試投数」を示している。
また、シュートチャート内で示されている”playlength”とは、プレイヤーがシュートを放った場合に、そのシュートの直前のイベントからそのシュートを放つまでに何秒経過していたのかを表す。(※例えば、リバウンドを獲得(直前のイベント)した後、その5秒経過後にシュートを放ったのであれば”playlength”は「5」となる。また、対戦チームのターンオーバー(直前のイベント)の後、その10秒経過後にシュートを放ったのであれば”playlength”は「10」となる。)
コートは16のエリアに分割され、各エリアはそのエリア内で放たれたシュートの”playlength”の平均値で色分けされている。(※水色であれば”playlength”が早く、赤色に近づくにつれて”playlength”が遅くなる。)
「ヘックスビンマップ(Hexbin map)を用いたシュートチャート」の説明
ヘックスビンマップ(Hexbin map)を用いたシュートチャートに関しては、シュートの頻度が最も高くなる範囲が赤色で表示され、赤色→白色→青色(下記を参照。)に変化するにつれシュートの頻度が低くなることを表す。
なお、シュートチャート上の六角形のビンは、シュートが放たれた各地点を表す。
「試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ~密度推定~」の説明
横軸に試合経過時間(秒単位:試合開始0秒~試合終了2,880秒)、縦軸にフィールドショットの頻度をとっている。分布図内では、試合開始から第2クォーター(0秒~1,440秒)までのフィールドショットは薄紫色、第3クォーター(1,441秒~2,160秒)のフィールドショットは紫色、第4クォーター(2,161秒~2,880秒)のフィールドショットは赤色でそれぞれ示されている。また、分布図内には各時間帯におけるベストスコアラーとそのプレイヤーの獲得点数も併せて表記されている。
分布図内で%表記されている数値は、フィールドショットの総試投数の内その時間帯で放たれたフィールドショット試投数の割合を表す。また、その下の数値はその時間帯で放たれたフィールドショット試投数を表す。なお、()書きはその時間帯におけるフィールドショット成功率を示している。
「ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ~密度推定~」の説明
横軸にショットクロックの経過時間(秒単位:0秒~24秒)、縦軸にフィールドショットの頻度をとっている。分布図内ではショットクロック開始後5秒までのフィールドショットは薄紫色、5秒~20秒までのフィールドショットは紫色、20秒以降のフィールドショットは赤色でそれぞれ示されている。また、分布図内には各時間帯におけるベストスコアラーとそのプレイヤーの獲得点数も併せて表記されている。
分布図内で%表記されている数値は、フィールドショットの総試投数の内その時間帯で放たれたフィールドショット試投数の割合を表す。また、その下の数値はその時間帯で放たれたフィールドショット試投数を表す。なお、()書きはその時間帯におけるフィールドショット成功率を示している。(※14秒手前辺りの分布の山に関しては、ショットクロックの14秒リセットの影響も考えられる。)
「シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ~密度推定~」の説明
横軸にフィールドショット距離(単位:フィート)、縦軸にフィールドショットの頻度をとっている。また、分布図内には各エリアにおけるベストスコアラーとそのプレイヤーの獲得点数も併せて表記されている。
分布図内において薄紫色で色分けされている部分は、ノーチャージセミサークルエリア(いわゆるノーチャージエリア)近辺のフィールドショットを表しており、目安として0~4フィート(0~約1.2メートル)の距離で区分されている。また、赤色で色分けされている部分は、3Pシュートを含むロングレンジのフィールドショットを表しており、目安として22フィート(約6.7メートル)以降の距離で対応している。なお、紫色で示されている部分は、ノーチャージセミサークルエリアから3Pライン付近までのエリア内で放たれたミドルレンジのフィールドショットを表しており、目安として4~22フィート(約1.2~約6.7メートル)の距離で区分されている。
分布図内で%表記されている数値は、フィールドショットの総試投数の内そのエリアで放たれたフィールドショット試投数の割合を表す。また、その下の数値はそのエリアで放たれたフィールドショット試投数を表す。なお、()書きはそのエリアにおけるフィールドショット成功率を示している。
「フィールドショットのスコアリング期待値」の説明
「試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ~密度推定~」の説明
横軸に試合経過時間(秒単位:試合開始0秒~試合終了2,880秒)、縦軸にフィールドショットのスコアリング期待値(Expected points)をとっている。グラフ内の赤い実線は自チームのスコアリング期待値、紫色の実線は対戦チームのスコアリング期待値、グレーの実線は自チームと対戦チームをあわせた平均のスコアリング期待値(※リーグ平均値ではない。)をそれぞれ示している。
なお、スコアリング期待値とはフィールドショットを放った際に獲得が期待される得点を意味し、概ね「フィールドショット成功率×2ポイント or 3ポイント」で算出される。
「ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ~密度推定~」の説明
横軸にショットクロックの経過時間(秒単位:0秒~24秒)、縦軸にフィールドショットのスコアリング期待値(Expected points)をとっている。グラフ内の赤い実線は自チームのスコアリング期待値、紫色の実線は対戦チームのスコアリング期待値、グレーの実線は自チームと対戦チームをあわせた平均のスコアリング期待値(※リーグ平均値ではない。)をそれぞれ示している。
なお、スコアリング期待値とはフィールドショットを放った際に獲得が期待される得点を意味し、概ね「フィールドショット成功率×2ポイント or 3ポイント」で算出される。
「シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ~密度推定~」の説明
横軸にフィールドショット距離(単位:フィート)、縦軸にフィールドショットのスコアリング期待値(Expected points)をとっている。グラフ内の赤い実線は自チームのスコアリング期待値、紫色の実線は対戦チームのスコアリング期待値、グレーの実線は自チームと対戦チームをあわせた平均のスコアリング期待値(※リーグ平均値ではない。)をそれぞれ示している。
なお、スコアリング期待値とはフィールドショットを放った際に獲得が期待される得点を意味し、概ね「フィールドショット成功率×2ポイント or 3ポイント」で算出される。
「チーム内におけるアシストのネットワークと特徴」の説明
「フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ」の説明
表中の各項目の内容は下記の通り。
- ① FGPTS:そのプレイヤーのフィールドショットによる獲得点数
- ② FGPTS_AST:上記①のうち、チームメイトからアシストを受けたフィールドゴール獲得点数
- ③ FGPTS_ASTp:上記①に占める上記②の割合(②÷①)
- ④ AST:そのプレイヤーのアシスト数
- ⑤ ASTPTS:そのプレイヤーがチームメイトへアシストすることで生み出した獲得点数
「アシストネットワーク ~ネットワーク分析~」の説明
グラフ内に示されている項目やグラフの見方は以下の通り。
- ノード(Node:プレイヤー名とともに円形で表示されているもの)の色は、そのプレイヤーのフィールドショットによる獲得点数(以下、FGPTS)を表しており、FGPTSが多ければ赤色、少なければ薄紫色を示す。
- ノードの大きさは、そのプレイヤーがチームメイトへアシストすることで生み出した獲得点数(以下、ASTPTS)を表す。ASTPTSが多ければノードのサイズが大きくなり、少なければノードのサイズは小さくなる。
- 各プレイヤーはエッジ(Edge)と呼ばれる矢印でそれぞれ結ばれており、エッジの起点となるプレイヤーはアシストを出した側、エッジの終点となるプレイヤーはアシストを受けた側であることを表す。エッジの色はアシスト数と対応しており、アシスト数が多ければ赤色、少なければ薄紫色を示す。(※グラフ内ではネットワークの状況を見やすくするために、アシスト数20以下となるエッジの表記を省略している。)
「アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図」の説明
横軸にASTPTS(アシストにより生み出した得点)、縦軸にFGPTS(フィールドショットによる得点)をとり、各プレイヤーは試合出場時間(MIN)の長さで色分け(試合出場時間が長ければ赤色、短ければ青色)される。
なお、散布図内の各エリアには、下記の特徴を持つプレイヤーが属する。
- 左下エリア:アシストにより生み出した得点、フィールドショットによる得点がともに少ない
- 右下エリア:アシストにより生み出した得点は多いが、フィールドショットによる得点は少ない
- 右上エリア:アシストにより生み出した得点、フィールドショットによる得点がともに多い
- 左上エリア:アシストにより生み出した得点は少ないが、フィールドショットによる得点は多い
「主要プレイヤー間のアシストのやり取り ~クロス集計表~」の説明
シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーを対象としている。
クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。例えば、下記のクロス集計表であれば、Aaron Gordon→Nikola Jokicのアシストは60本、Nikola Jokic→Aaron Gordonのアシストは126本となる。
Aaron Gordon | Christian Braun | Jamal Murray | Kentavious Caldwell-Pope | Michael Porter Jr. | Nikola Jokic | Reggie Jackson | |
Aaron Gordon | 0 | 13 | 33 | 36 | 83 | 60 | 12 |
Christian Braun | 8 | 0 | 3 | 10 | 19 | 27 | 17 |
Jamal Murray | 45 | 25 | 0 | 23 | 67 | 151 | 6 |
Kentavious Caldwell-Pope | 28 | 5 | 17 | 0 | 46 | 68 | 10 |
Michael Porter Jr. | 26 | 7 | 13 | 13 | 0 | 45 | 8 |
Nikola Jokic | 126 | 46 | 110 | 109 | 154 | 0 | 70 |
Reggie Jackson | 16 | 34 | 4 | 22 | 43 | 88 | 0 |