データで見るポートランド・トレイルブレイザーズの特徴と傾向【NBA2010-11 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2010 – 2011レギュラー・シーズンにおけるポートランド・トレイルブレイザーズの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、ポートランド・トレイルブレイザーズの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2010 – 2011 Regular Season>

　ポートランド・トレイルブレイザーズの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
LaMarcus Aldridge	81	3211.4	1769	703	1392	50.5	4	23	17.4	351	444	79.1	278	431	170	153	82	94	220	286
Wesley Matthews	82	2758.4	1300	286	601	47.6	154	378	40.7	266	315	84.4	48	210	164	138	102	9	195	157
Gerald Wallace	71	2693	1113	324	665	48.7	62	186	33.3	279	374	74.6	111	458	173	152	105	63	183	118
Andre Miller	81	2649.7	1029	384	807	47.6	4	37	10.8	249	292	85.3	97	205	566	197	114	12	171	254
Nicolas Batum	80	2521.8	990	249	465	53.5	118	342	34.5	138	164	84.1	109	252	123	83	68	49	194	49
Rudy Fernandez	78	1820.7	668	97	214	45.3	116	361	32.1	126	146	86.3	37	135	193	88	87	14	134	92
Marcus Camby	59	1540.4	277	117	293	39.9	0	1	0	43	70	61.4	182	424	121	62	40	92	140	29
Brandon Roy	47	1309.7	573	171	409	41.8	38	114	33.3	117	138	84.8	28	93	129	55	37	12	76	81
Patty Mills	64	782.7	353	88	195	45.1	47	133	35.3	36	47	76.6	19	32	109	62	27	1	63	-98
Earl Barron	21	305.5	79	32	99	32.3	0	0	0	15	24	62.5	32	44	11	16	8	6	46	-34
Armon Johnson	38	277.4	110	41	89	46.1	5	12	41.7	13	22	59.1	11	25	45	38	5	1	31	-22
Sean Marks	29	208.5	45	17	42	40.5	2	2	100	5	8	62.5	16	24	4	11	3	5	44	-73
Jarron Collins	28	181.4	19	6	21	28.6	0	0	0	7	10	70	14	10	2	7	4	1	29	6
Chris Johnson	14	138.9	33	9	21	42.9	0	0	0	15	20	75	12	20	3	10	3	9	21	-56
Luke Babbitt	24	137.3	36	12	39	30.8	3	16	18.8	3	9	33.3	6	24	6	8	2	2	15	-32
Fabricio Oberto	5	44.7	7	3	5	60	0	0	0	1	2	50	3	4	0	3	0	0	10	-20

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

　ポートランド・トレイルブレイザーズの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が500MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

　ポートランド・トレイルブレイザーズの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したポートランド・トレイルブレイザーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたポートランド・トレイルブレイザーズのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るポートランド・トレイルブレイザーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るポートランド・トレイルブレイザーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るポートランド・トレイルブレイザーズのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るポートランド・トレイルブレイザーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るポートランド・トレイルブレイザーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るポートランド・トレイルブレイザーズのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2010 – 2011 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　ポートランド・トレイルブレイザーズの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Andre Miller	780	288	36.9%	566	1272
Armon Johnson	97	22	22.7%	45	107
Brandon Roy	456	192	42.1%	129	310
Chris Johnson	14	8	57.1%	2	4
Dante Cunningham	252	216	85.7%	30	71
Earl Barron	6	4	66.7%	3	8
Fabricio Oberto	6	4	66.7%	NA	NA
Gerald Wallace	295	184	62.4%	57	128
Jarron Collins	2	2	100.0%	1	3
Joel Przybilla	42	28	66.7%	13	28
LaMarcus Aldridge	1418	777	54.8%	170	411
Luke Babbitt	33	21	63.6%	6	15
Marcus Camby	234	146	62.4%	121	251
Nicolas Batum	852	714	83.8%	123	281
Patty Mills	317	176	55.5%	109	253
Rudy Fernandez	542	382	70.5%	193	439
Sean Marks	40	36	90.0%	4	9
Wesley Matthews	1034	756	73.1%	164	366

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　ポートランド・トレイルブレイザーズのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。

	Andre Miller	Gerald Wallace	LaMarcus Aldridge	Marcus Camby	Nicolas Batum	Rudy Fernandez	Wesley Matthews
Andre Miller	0	24	149	32	114	39	145
Gerald Wallace	13	0	10	1	17	3	10
LaMarcus Aldridge	35	9	0	7	33	18	40
Marcus Camby	15	3	51	0	29	5	10
Nicolas Batum	18	10	26	7	0	13	21
Rudy Fernandez	19	9	45	5	30	0	24
Wesley Matthews	24	7	51	8	30	14	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ポートランド・トレイルブレイザーズの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ポートランド・トレイルブレイザーズの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1500MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【ポートランド・トレイルブレイザーズ】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2010 – 2011 Regular Season>

　ここではポートランド・トレイルブレイザーズと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、ポートランド・トレイルブレイザーズが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したポートランド・トレイルブレイザーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたポートランド・トレイルブレイザーズの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離で見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るポートランド・トレイルブレイザーズの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

⇐ 2009-10 |🏀| 2011-12 ⇒

※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。