データで見るミルウォーキー・バックスの特徴と傾向【NBA2020-21 レギュラー・シーズン】

　本記事では、NBA2020 – 2021レギュラー・シーズン（※新型コロナウイルスの影響でレギュラー・シーズンは72試合に短縮）におけるミルウォーキー・バックスの各種データで実践した分析の結果を示していきます。NBA観戦の際のご参考になれば幸いです。

　本記事における分析結果は、フリー統計ソフトRのパッケージ” BasketballAnalyzeR ”を用いての分析結果であるため、NBA公式で公表されている数値とは差異が発生する場合もあります。その点につき、あらかじめご留意ください。

　なお、ミルウォーキー・バックスの他のレギュラー・シーズンの記事は、こちらからご確認ください。

※データ分析を実践する際に参考にしている書籍『Basketball Data Science: With Applications in R』の紹介記事も書いていますので、よろしければご確認ください。

【ミルウォーキー・バックス】プレイヤーの基本スタッツ < NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　ミルウォーキー・バックスの所属プレイヤー（試合出場時間順）の基本スタッツは下記の通り。基本スタッツの内容はこちら。

Player	GP	MIN	PTS	P2M	P2A	P2p	P3M	P3A	P3p	FTM	FTA	FTp	OREB	DREB	AST	TOV	STL	BLK	PF	PM
Khris Middleton	68	2268.6	1385	360	709	50.8	151	365	41.4	212	236	89.8	54	352	370	178	74	9	160	289
Giannis Antetokounmpo	61	2012.7	1717	559	879	63.6	67	221	30.3	398	581	68.5	97	574	357	207	72	73	168	409
Jrue Holiday	59	1906.8	1046	303	540	56.1	111	283	39.2	107	136	78.7	73	195	357	127	96	37	98	379
Brook Lopez	70	1901.8	859	227	359	63.2	95	281	33.8	120	142	84.5	104	243	50	64	40	103	149	312
Donte DiVincenzo	66	1814.7	688	122	257	47.5	131	346	37.9	51	71	71.8	81	299	203	91	72	15	112	304
Pat Connaughton	69	1574.7	468	67	115	58.3	101	272	37.1	31	40	77.5	63	269	81	33	49	23	99	223
Bobby Portis	66	1372.2	754	239	441	54.2	74	157	47.1	54	73	74	124	342	71	56	52	26	115	136
P.J. Tucker	52	1355.6	193	26	58	44.8	40	119	33.6	21	28	75	51	153	61	40	39	20	125	-179
Bryn Forbes	70	1354.4	701	96	188	51.1	154	341	45.2	47	61	77	11	101	45	44	24	1	77	101
Jeff Teague	55	950.1	371	87	202	43.1	36	82	43.9	89	105	84.8	15	73	132	64	34	12	56	56
Justin Jackson	34	576.9	245	53	104	51	36	117	30.8	31	37	83.8	16	61	52	32	15	2	32	-42
Thanasis Antetokounmpo	57	551	166	60	108	55.6	7	29	24.1	25	49	51	54	70	46	43	22	10	74	-12
Jordan Nwora	30	273.6	171	34	73	46.6	28	62	45.2	19	25	76	9	51	7	24	17	8	22	-3
Sam Merrill	30	232.6	89	11	25	44	21	47	44.7	4	4	100	6	24	21	10	8	1	17	-38
Mamadi Diakite	14	141.1	44	15	32	46.9	1	8	12.5	11	14	78.6	8	26	8	3	6	5	16	8
Rodions Kurucs	21	124.5	31	5	11	45.5	6	21	28.6	3	4	75	5	18	10	13	9	4	16	-3
Axel Toupane	8	61.2	14	3	9	33.3	1	2	50	5	7	71.4	0	6	4	0	2	3	6	-3
Elijah Bryant	1	31.6	16	5	8	62.5	1	5	20	3	3	100	2	4	3	4	0	1	4	11
Jaylen Adams	7	18.1	2	1	6	16.7	0	2	0	0	0	0	0	3	2	0	0	0	1	-12

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※NBAプレイヤーのマッピング（多次元尺度構成法）はこちら、NBAプレイヤーの分類 （ウォード法による階層的クラスター分析）はこちら。

【ミルウォーキー・バックス】基本スタッツを用いたプレイヤーのバブルチャート <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャート

　シュート成功数とシュート試投数を用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャート

　ディフェンス関連スタッツとプラスマイナスを用いたバブルチャートは下記の通り。バブルチャートの見方はこちら。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のバブルチャートはこちら。

【ミルウォーキー・バックス】基本スタッツを用いたプレイヤーのレーダーチャート <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　ミルウォーキー・バックスの所属プレイヤーのレーダーチャートは下記の通り。レーダーチャートの見方はこちら。基本スタッツの内容はこちら。

※シーズンを通じて試合出場時間が450MIN以上であるプレイヤーが対象。レーダーチャート内にある青色の点線は平均値（標準化の処理を行っているため平均0）を表す。レーダーチャート作成の際には全てのスタッツを1MINあたりの数値に変換している。

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※基本スタッツを用いたチーム単位のレーダーチャートはこちら。

【ミルウォーキー・バックス】基本スタッツのばらつき ～変動係数と範囲～ <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　ミルウォーキー・バックスの基本スタッツのばらつきを示すグラフは下記の通り。グラフの見方とグラフ作成に使用した基本スタッツの内容はこちら。グラフ内に示されている変動係数（Variation Coefficient）と範囲（Range）の内容は過去記事を参照。

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【ミルウォーキー・バックス】シュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

コートを16エリアに区分したシュートチャート

　コートを16エリアに区分したミルウォーキー・バックスのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたミルウォーキー・バックスのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

試合経過時間で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　試合経過時間で見るミルウォーキー・バックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　ショットクロックで見るミルウォーキー・バックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離で見るミルウォーキー・バックスのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

【ミルウォーキー・バックス】フィールドショットのスコアリング期待値 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

試合経過時間で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　試合経過時間で見るミルウォーキー・バックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

ショットクロックで見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　ショットクロックで見るミルウォーキー・バックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

シュート距離で見るスコアリング期待値の推移 ～密度推定～

　シュート距離で見るミルウォーキー・バックスのスコアリング期待値の推移は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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【ミルウォーキー・バックス】チーム内におけるアシストのネットワークと特徴<NBA 2020 – 2021 Regular Season>

フィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツ

　ミルウォーキー・バックスの所属プレイヤー（アルファベット順）のフィールドショットによる得点とアシスト関連スタッツは下記の通り。表中のFGPTS, FGPTS_AST, FGPTS_ASTp, AST, ASTPTSの内容はこちら。

Player	FGPTS	FGPTS_AST	FGPTS_ASTp	AST	ASTPTS
Axel Toupane	9	6	66.7%	4	10
Bobby Portis	700	478	68.3%	71	183
Brook Lopez	739	587	79.4%	50	125
Bryn Forbes	654	575	87.9%	45	115
D.J. Augustin	191	117	61.3%	110	259
D.J. Wilson	42	39	92.9%	3	8
Donte DiVincenzo	637	436	68.4%	203	472
Elijah Bryant	13	3	23.1%	3	8
Giannis Antetokounmpo	1319	538	40.8%	357	926
Jaylen Adams	2	0	0.0%	2	5
Jeff Teague	100	29	29.0%	59	146
Jordan Nwora	152	84	55.3%	7	15
Jrue Holiday	939	380	40.5%	357	856
Justin Jackson	8	5	62.5%	1	3
Khris Middleton	1173	534	45.5%	370	873
Mamadi Diakite	33	23	69.7%	8	20
P.J. Tucker	49	47	95.9%	16	42
Pat Connaughton	437	400	91.5%	81	195
Rodions Kurucs	13	11	84.6%	4	11
Sam Merrill	85	63	74.1%	21	52
Thanasis Antetokounmpo	141	85	60.3%	46	118
Torrey Craig	44	40	90.9%	16	38

アシストネットワーク ～ネットワーク分析～

　ミルウォーキー・バックスのアシストネットワークは下記の通り。グラフ内に示されている項目やグラフの見方はこちら。

※ノードの色はFGPTS（フィールドショットによる得点）、ノードのサイズはASTPTS（アシストにより生み出した得点）に対応している。エッジの始点はアシスト元のプレイヤー、終点はアシスト先のプレイヤー、エッジの色はアシスト数（アシスト数20以下となるエッジの表記は省略）に対応している。

アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図

　アシストにより生み出された得点とフィールドショットによる得点の散布図は下記の通り。散布図の見方はこちら。

主要プレイヤー間のアシストのやり取り ～クロス集計表～

　主要プレイヤー間のアシストの具体的な本数は下記の通り。クロス集計表の見方はこちら。

	Bobby Portis	Brook Lopez	Bryn Forbes	Donte DiVincenzo	Giannis Antetokounmpo	Jrue Holiday	Khris Middleton	P.J. Tucker	Pat Connaughton
Bobby Portis	0	1	20	4	5	10	11	2	6
Brook Lopez	2	0	4	6	8	5	17	0	2
Bryn Forbes	4	6	0	3	6	3	7	1	4
Donte DiVincenzo	27	22	23	0	50	21	31	1	16
Giannis Antetokounmpo	37	64	58	62	0	38	40	1	37
Jrue Holiday	39	60	36	33	63	0	69	6	33
Khris Middleton	34	73	32	41	92	59	0	1	17
P.J. Tucker	2	1	4	1	1	3	1	0	3
Pat Connaughton	9	9	5	8	17	9	9	1	0

※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上であるプレイヤーが対象。クロス集計表の見方について、集計表の行にはアシストを出した側のプレイヤー、集計表の列にはアシストを受けた側のプレイヤーが記載されている。

アシストを出した相手先の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ミルウォーキー・バックスの所属プレイヤーについて、アシストを出した相手先の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストを出した相手先の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

アシストをもらった相手の偏りの度合いを数値化 ～ジニ係数～

　ミルウォーキー・バックスの所属プレイヤーについて、アシストをもらった相手の偏りを表すジニ係数は下記の通り。ジニ係数の内容は過去記事を参照。

※シーズンを通じて試合出場時間が1350MIN以上であるプレイヤーが対象。ジニ係数は0から1（0～100%）の間の値をとり、アシストをもらった相手の偏りが全く無い場合は0、その偏りが大きくなるにつれて1に近づく。

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※アシストに関するチーム単位のジニ係数はこちら。

【ミルウォーキー・バックス】対戦チームのシュートチャートとフィールドショット分布 <NBA 2020 – 2021 Regular Season>

　ここではミルウォーキー・バックスと対戦したチームのシュートチャートとフィールドショット分布を示し、ミルウォーキー・バックスが対戦チームからどのようなシュートを打たれたのかを確認する。

コートを16エリアに区分した対戦チームのシュートチャート

　コートを16エリアに区分したミルウォーキー・バックスの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いた対戦チームのシュートチャート

　ヘックスビンマップ（Hexbin map）を用いたミルウォーキー・バックスの対戦チームのシュートチャートは下記の通り。シュートチャートの見方はこちら。

シュート距離から見る対戦チームのフィールドショットの分布とベストスコアラー ～密度推定～

　シュート距離から見るミルウォーキー・バックスの対戦チームのフィールドショットの分布は下記の通り。分布図の見方はこちら。

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※リーグ全体のシュートチャートとフィールドショット分布はこちら。

次ページは、分析を実行するための統計ソフトRのコマンドを記載している。